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消火器は、私たちにとってもっとも身近な消火器具ですが、実際の火災における消火器の使用率は50%程度でしかありません。 しかし、消火器を使用した火災における初期消火の成功率は70%を越えるなど、消火器の有効性が証明されています。- |
消火器の種類 | ||||||
消火器は薬剤の種類によって、粉末消火器、強化液消火器、泡消火器があり、火災の種類に適した消火器を選ぶ必要があります。消火器に貼ってあるラベルが適応する火災の種類を示しています。 | 白 | A普通火災 | 木材、紙、布などが燃える火災用 | |||
黄 | B油火災 | 灯油、ガソリンなどが燃える火災用 | ||||
青 | C電気火災 | 電気設備などが燃える火災用 | ||||
A | B | C | ![]() |
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粉末消火器 | ○ | ○ | ○ | |||
強化液消火器 | ○ | ○ | ○ | |||
泡消火器 | ○ | ○ | × |
消火器の使い方 | ||
@安全ピンに指をかけ、上に引き抜く | Aホースをはずして火元に向ける。 | Bレバーを強く握って噴射する。 |
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消火器のかまえ方 | |
●屋外で使用する場合、風上から消火する。 ●低い姿勢で熱や炎を避けるようにして、徐々に近づく。 ●炎や煙にまどわされずに火元にノズルを向け、火元を掃くように左右に振り消火する。 |
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日常の点検 | |
●安全ピンが確実についていますか。 ●容器やキャップに錆や変形などはありませんか。 ●ホースに詰まりやひび割れはありませんか。 ●圧力ゲージの付いているものは、圧力値を示す針が正常値にありますか。 |
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維持管理 |
●消火器は鉄製容器のため錆びます。直射日光の当たらない場所、湿気の少ない場所や雨水のかからない場所で目のつきやすい場所に設置してください。 ●消火器は、毎年1回以上容器の錆びや変形等を点検するとともに、保管場所によっても異なりますが、概ね5年を目安に消火剤を交換してください。 ●消火器の老朽化等、異常が発見されたものは、消火訓練を含めて使用しないようにしてください。 |
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